レンコンの素揚げに、金沙粉(チンシャーフェン)と呼ばれる、パン粉を揚げたものをベースにニンニク、唐辛子、トウチなどを加えたものがふりかけられています。
金沙粉は、香港あたりが発祥かと思いますが、エビや野菜など比較的あっさりした食材の素揚げに添えられるもので、揚げたパン粉に様々な香辛料の味が絡みついています。メインの素材そのものの風味を損なうことなく、メリハリのある味付けも同時に味わえるという点では、かなり独創的な調理法と言えます。
さて、レンコンは生ではのどの渇きや、体にこもった余分な熱を冷ますことから、中国では民間療法として、生の絞り汁を糖尿病の体質改善に用いたりもしますが、加熱したものは胃腸の調子を整え、特に下痢を止める効果もあるとされています。