魚のすり身を素揚げにしたものですが、貝を発酵させたソース(虫介 蜆 醤)をつけて食べるもので、潮州料理の一つです。
今回はサンマが使われていますが、日本の薩摩揚げやじゃこ天にも似た素朴な味がしました。
さて、「秋刀魚」と書くようにサンマは今の時期が旬で、脂(あぶら)がのっておいしいですが、脂といってもEPAなど血液サラサラ成分を多く含むのが特徴で、健康には良い脂です。また、そういった成分的な話を別にしても、魚は人間よりも体温が低いので、魚の脂は人体の中で固まりにくい性質を持っています(反対に牛は人間よりも体温が高く、39度程度、豚は38度くらいあるといわれています)。