酥瑤炒素菜

728 (中国菜 香菜さんのメニューから)

 このお店のシェフは、日本に中国野菜を広めた千葉の名店「知味斎」で修行されたそうで、写真の通り、野菜料理には相当なこだわりをお持ちのようです。

 日本では中華料理といえば、あぶら濃い肉料理のイメージがありますが、本来の中華料理では野菜も立派な主役の一つです。

 現代では、スーパーマーケットに行けば、一年中様々な野菜が売られてはいますが、日本人一人あたりの野菜の消費量は減少の一途を辿っているのが現状です。これは、野菜と言えばメインディッシュの添え物というイメージが定着していることと、なんと言っても見た目優先の生産が主流となって、野菜そのものがおいしくなくなったことが最大の原因だと思います。  

 では、おいしい野菜とは何かというと、本来の季節に露地栽培され、収穫後速やかに食べるのが最低条件だと思います。そんな贅沢なと言われるかも知れませんが、昔はこの条件に当てはまらないものがそもそも存在していなかったわけですし、一般的には旬の季節が価格も安くなりますので、そんなにコスト高にならないかも知れません。

 

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