(引き続き、ホテルの中華です)
「刈包(クァパォ)」とは、写真のような切り目の入った饅頭(マントウ)に豚バラ肉の煮込みを挟んだもので、台湾などでは更に高菜漬けなども一緒にはさんで食べられます。見ての通り、中華式バーガーとでもいうものです。
中国では一般的に北方は粉食〜小麦粉からつくる饅頭(マントウ)が主食で、南方では米が主食とされていますが、どういうわけか刈包は台湾などで広まった食べ方で、アメリカのハンバーガー文化の影響かもしれません。
ところで、豚バラ肉は日本では皮はついてない状態で、脂肪と赤身が3層になっている様子から「三枚肉」ともよばれますが、中国では基本的にバラ肉に関しては皮付きが常識となっており、「五花肉」とよばれる5層に分かれているのがもっとも上等とされるほか、豚バラ肉を使ったメニューに「五花肉」と書かれている場合もあります。