ニシ貝のニシとは漢字で書けば「螺旋」の「螺」で、巻き貝という意味になります。サザエに似た貝ですが、貝殻の色や模様が異なっています。味もサザエに似ていますが、やや苦みがあり、酒の肴に向いているとも言えます。
貝は世界中で10万種類以上もあるそうですが、日本は「貝塚」を見ても分かるように、ハマグリ、アサリシジミ、アワビ、サザエ、カキなど昔から食用の貝に恵まれており、一説には日本で食べられている貝は300種類にも上るそうです。
貝類の特徴としては低脂肪でタンパク質やタウリン、ミネラルが豊富なことと、旨味成分のアミノ酸に富んでおり、日本人の味覚の原点ともいうべきものです。