牡蛎を蒸して冷やしてから柚子のソースをかけたものと、蒸したての牡蛎に豆板醤ベースのソースをかけたものの組み合わせです。
柚子と唐辛子といえば九州の柚子胡椒もそうですし、同じく酸味と辛味の組み合わせとしては、中華では四川料理の酸辣湯(スヮンラータン)〜お酢と唐辛子の組み合わせ、タイ料理のトムヤムクンなども酸っぱくて辛いという味が基本になっています。
薬膳的には酸味は全身の「気」の流れをコントロールしているとされる「肝」の働きを良くし、辛味は滞った「気」を発散させるという作用がありますので、酸味と辛味の組み合わせはストレス社会に生きる現代人には最適の組み合わせかも知れません。ただし、当たり前ですが辛すぎたり、酸味が強すぎる場合は胃に負担になります。