2色の菊の花を浮き実にしたスープです。菊の花は秋から冬にかけて季節を代表する花ですが、上海蟹や広東で冬場に人気のある蛇料理などには飾りや食材として菊の花が欠かせません。これは見た目の美しさだけでなく、メインの食材が「菊の花が咲く頃が最もおいしい」という意味が込められています。
菊の花は漢方生薬としても用いられますが、効能は五臓六腑の「肝」の熱を冷まして、「肝」とつながりの深い目の充血などに有効とされています。基本的に清熱作用があるので、お酒の席などには適した食材ともいえます。