(筑紫楼さんのメニューから)
唐辛子の辛さと梅干しの酸味が効いた魚料理で、広東料理と言うよりは潮州料理によくみられます。梅干しを入れることで酸味をつけることと、魚の身が煮くずれするのを防ぐ効果もあるそうです。
梅干しって日本独特のもののような気もしますが、日本ほどポピュラーではないものの中国にも存在します(というか、ルーツは中国のようです)。ただし、中国では梅の実を薫蒸して乾燥させた烏梅(うばい)の方がポピュラーです(因みに、烏梅の中国語読みの「ウーメイ」がなまって「うめ」になったという説もあります)。
梅の薬膳的な効能としては、下痢を止めたり、からぜきに効果があるほか、口の渇きを抑えるなどの効果があります。また、腸内の寄生虫などにも有効とされています。