羊のスネ肉を香辛料とともに柔らかくなるまで煮込んであります。味付けは醤油ベースで、肉の臭みもなく、脂身がすくないだけに見た目以上に柔らかくなっています。
さて、日本では羊の肉は臭みが強いとして敬遠されがちですが、豚肉でも鶏でも自然に近い環境で飼育されたものは肉に臭みはつきものです。ただ、中国でも羊肉がよく食べられるのは砂漠に近い乾燥地帯か寒冷な北方が中心で、あとは宗教的な理由から豚肉を食べないイスラム教の人達が好んで食べるくらいで、南の方ではあまりポピュラーな食材ではありません。
薬膳的にも羊肉の効能としては、体を温め気力を高めるとなっており、北京などでは冬場に好んで食べられますが、日本の現状を考えると、クーラーがよくきいたオフィスで1日中仕事をされている方には、夏場にもお勧めの食材といえます。