竹の筒に鶏肉などのミンチとキノコを入れて蒸し上げて作るスープは湖南料理の名物ですが、写真のスープはウズラのミンチと松茸が入っています(赤く見えるのは枸杞の実です)。
野生のウズラは見た目からは想像しにくいのですが、れっきとした渡り鳥で、それだけ体力があることになりますが、実際にウズラの肉は鶏よりも栄養価が高く、薬膳的にも「気血を補う」作用があるとされています。
因みに漢方で「気血を補う」というのは、「血気盛ん」という言い方があるように、体の中をぐるぐる巡っている「気」のエネルギーを高め、「血」の量も増やすという意味です。また、「気」は西洋医学的に言えば免疫力でもあり、「血」は五臓六腑やお肌など体中の細胞に栄養を供給しており、「気血」を補うとは体を元気にすると言うことです。