暦の上では立秋を過ぎましたが、残暑というにはほど遠い酷暑が続いています。これだけ暑いと松茸といっても場違いなような気もしますが、中国産の松茸は今が旬です。これは、中国の松茸の主要産地が雲南省の高山地帯で、気候からいうと日本よりも2、3ヶ月先を行ってる事が原因です。
中国ではあまり松茸を好んでは食べませんが、日本向けに高値で売れるために殆どが輸出されるそうです。因みに中国で最も人気のあるキノコは、もちろん椎茸(乾燥椎茸)です。因みに椎茸も松茸も薬膳的な効能としては、胃腸の調子を整えて気力〜免疫力を強めるという作用があります。
さて、松茸にはさまれているのは芥蘭菜(がいらんさい)と呼ばれる中国野菜で、別名中国ブロッコリーとも呼ばれるように、ブロッコリーの茎のような太い茎が特徴です。よく広東料理などで、写真のように湯通ししてからサッと炒めてオイスターソースをかけて食べられますが、甘みと辛さ、苦みが混じったような味がします。食感も硬すぎず柔らかすぎず、松茸の食感とマッチしていました。