いまやすっかり沖縄以外でも定着した感のあるゴーヤーのアイスです。ゴーヤーは苦瓜とも呼ばれるように苦さが特長ですが、薬膳的には「苦み」をもつものは熱を冷ます作用があるほか、湿気を追い払うという意味もありますので、蒸し暑い夏にはぴったりの食材です。
ところで、夏場はどうしてもアイス類を多くとりがちですが、胃の中を冷やしすぎると消化酵素も働かなくなります。特に食後のデザートでアイス類を食べる時などは、その後に必ずあたたかいお茶などを飲むようにして胃の中を冷やしっぱなしにしないことが大事です。
ところで、苦いものを食べなくても普段から口の中が苦いという場合は、肝臓や胆のうに熱がこもっていることが多く、同時に目が充血しやすかったり尿が濃くなったりすることがあります。原因としてはストレスやお酒の飲み過ぎなどが挙げられますが、慢性化すると微熱が続いたりすることもあります。