(「大陸風」さんのメニューから)
「高湯(ガオタン)」とは、高級スープというような意味ですが、鶏肉の他、金華ハムなどからとったスープを指し、「時蔬菜」とは季節の野菜という意味です(もっとも、メインは白菜で、東北地方ではありがちだと思いますが、「季節の野菜」というのには、ちょっと無理を感じます。
ただし、白菜は甘みがあって高湯ともども良い味が出ていました。中国では、白菜は芯に近いところほど値打ちがあるとされており、煮込むことにより上品な甘みが出てきます。白菜の上にはは、ニンジン、フクロダケのほかピータンを細かく刻んだものが載っており、配色としては五行説の五色(赤、青、黄、白、黒)が使われています。
因みに、煮込み料理として白菜を用いたときの薬膳的な効用のひとつに解熱止渇作用が挙げられています。