イカはエビと共に日本が世界一の消費量を誇りますが、薬膳的な効能からいえば「補肝腎」で、カンジンカナメの「肝」と「腎」を補うという作用があるとされています。
さて、漢方で「肝」と「腎」が衰えてきた場合、様々な症状が発生しますが、特に「肝」は筋膜、「腎」は骨との関連が深く、筋と骨からなる関節の衰えとしての関節痛が生じやすくなります(その他にも目の症状や、ふらつきなどもおこりやすくなります)。
特に老化に伴って、体重のかかる腰から下の関節が痛むといった場合は「肝」と「腎」の衰え〜「肝腎虚損」によるものが多く、漢方薬としては独歩丸などが適応になります。