高知市内、はりまや橋近くの居酒屋さんでいただいた「亀の手」です。テレビで見たことはありましたが、現物は初めてです。
確かに見るからに亀の手(をちぎったもの)のようなグロテスクな外観ですが、正体は岸壁などに密生しているフジツボの仲間です(分類上は甲殻類)。
塩茹でにしたものを、「つめ」の部分で切り離すと、写真のような肌色の筋肉質の部分が現れます。
弾力性のあるエビの身のような食感で、エビのような、貝のような、カニのような風味があって美味です。
西日本から東南アジアで食用にされるほか、スペインなどでも食べられているそうです。