初めての山形です。熱帯の大阪と違ってさぞかし涼しいと思いきや、30度以上はありました。今年は雨が少なく飛行機の窓から見下ろした川やため池も干上がっていましたが、盆地特有の湿気のせいか高温多湿の大阪とさして違いはなかったです。
地元の方に聞いたところでは、山形はちょっと前まで日本の観測史上最高温度を記録した土地柄だそうで、30度を超える気温の中で果樹園のリンゴの実も赤く色づいていましたが、どこか場違いな風景に見えました。
さて、関西人にとって、そばと言えば信州くらいしか思い浮かびませんが、山形のそばも有名だそうで、天童市にある竹蔵蕎麦やま竹さんで蕎麦会席をいただきました。
前菜の盛り合わせというか、そば豆腐(右上)、生湯葉(右下)、左のお皿にはサンマの燻製、そばを具にそたいなり寿司、菊の花の和え物などが並んでいました。
この日はちょうど9月9日で、菊の節句とも称される重陽の節句にあたります。この日には菊の花を入れたお酒を飲む風習などがありますが、山形は食用菊の生産量が日本一だそうです。
山形県鶴岡産のフランス鴨を使った、鴨ロースです。低温調理法でローストされているとのことで、臭みも全くなく、しっとりとした食感でした。
椀ものは、そばがきと鴨が入っていました。そばがきはあまり食べたことがないですが、想像以上に柔らかく、ほのかにそばの香りがしていました。
メインのせいろそばです。
最後にデザートまでついていて、かなりのボリュームでした。