4年ぶりに宮崎に行ってきました。パームツリーの並木が南国ムード満点で、市内の繁華街の香りも気のせいか東南アジアっぽくて、エキゾチックな雰囲気が漂っていました。
市内の橘通にある、「まごころダイニング やまぢ」さんのメニューから、まずは2種類のミニトマトです。
ミニトマトなんて全国どこにでもありますが、地元でとれた新鮮な野菜ならではのおいしさが感じられました。
このお店は宮崎の地鶏、“地頭鶏(じとっこ)”がメインのお店で、まずは刺身の盛り合わせです。
続いて、宮崎名物の炭火を使った「もも焼き」です。地元の人に聞くと、昔は地鶏というより卵を産まなくなった廃鶏なんかを使っていたそうで、肉質が硬かったので一口大に切り分けてから焼いたとの話しがあるそうです(左の方に見えているのは、柚子胡椒です)。
これまた今や全国的に知られるようになった、南蛮フライです。もともとはまかない料理だったものが、昭和40年頃から宮崎のレストランで一般メニューとして供されるようになったとかで、鶏の胸肉のフライとタルタルソースという組み合わせは、ひょっとしたら世界に通じる味ではないかと思います。
最後にご紹介するのは、“ぼんじり”の唐揚げです。ぼんじりとは、鶏のテールというか尾っぽのところの脂肪のかたまりです。
昔は、臭いが強くてあまり食べられなかったと思いますが、近年の養鶏技術というか、精肉技術の進歩によるものか、まったく臭みもなくゼラチンの塊をフライにしたような食感でした。