金針菜(きんしんさい)は、ユリ科の萱草(カンゾウ)の花のつぼみで、従来はくすんだ金色をした乾燥品しか出まわりませんでしたが、最近は緑色の鮮やかなフレッシュなものも出まわるようになりました。
金針菜は、別名を「忘憂草」と言い、イライラや神経の緊張を安定させるという薬効が古くから知られています。漢方的には「肝気」を安定させるという薬効になります。成分的には、特に鉄分が多く含まれており、その他にもミネラルやベータカロテン、食物繊維も豊富です。
ホタテの貝柱は、低脂肪高タンパクで、成分的には特に肝臓や目に良いタウリンが豊富に含まれています。よって、この料理は、ストレスで疲れた「肝」に栄養を与え、イライラを鎮めるには効果的な組み合わせだと言えます。