羊の肉は体を温める作用が強く、一般的には冬場に食べられることが多いですが、もともと冷え症(特にお腹が冷えやすい人)の人や、クーラーなどで体調を崩しやすい方には、夏場といえどもお勧めの食材です。
漢方では当帰生姜羊肉湯(とうきしょうきょうようにくとう)という処方があって、羊の肉に婦人の聖薬ともいわれる「当帰」と、ショウガを入れて煮詰めるというものですが、産後の女性の体力の回復に用いられます。
写真の羊の肉の下に敷かれているのはヒユナです。別名をジャワホウレンソウとも言い、独特の赤い色が特徴ですが、ホウレンソウの2倍の鉄分を含むほかビタミンCやカロテンも豊富で、貧血気味の方にはお勧めの食材です。