最近は、宮崎や沖縄のマンゴーが高級果実として出まわるようになりましたが、これらはマンゴーの種類としてはメキシコのアップルマンゴーの系統です。これに対して、中華というかアジアでは、フィリピン産の黄色いマンゴーが中心です。
マンゴーはインドの周辺が原産とされていますが、紀元前よりインドを中心に栽培されていたそうです。独特の香りがあって好みが分かれますが、ウルシ科の植物でウルシにかぶれやすい人は要注意とされています。
薬膳的な効能としては、「清暑止渇」などで暑い夏には適したフルーツと言えます。栄養学的には抗酸化作用の強いβーカロテンやビタミンCのほか葉酸が多く含まれています。