豚スペアリブの香り揚げ、ドライフルーツ添え




 今週は、フルーツを使った中華料理がテーマでしたが、最後は豚のスペアリブの香り揚げのドライフルーツ添えです。

ドライフルーツは、もともとは果物の保存という目的があったと思いますが、一般的に水分が蒸発することで甘みが増し、なおかつ体を冷やす作用が弱くなると言う特徴があります。

 ドライフルーツに関しては、先日紹介したライチに似たリュウガン(竜眼肉)など食品以外にも漢方生薬として用いられるものまでありますが、中国では新疆省で採れる緑色のレーズンは有名です。

 レーズンと言えば、ブドウですが、ブドウはもともと西アジアが原産で、中国にも紀元前には伝わったと思われます。効能としては「健胃生津」作用があるとされ、胃腸の働きを良くすると共に、体に潤いを与える作用があるとされています。

 ちょっと前には赤ワインに含まれるポリフェノールが体によいとしてブームになりましたが、最近はブドウの種(グレープシード)に含まれるポリフェノールも注目されています。ポリフェノールは、抗酸化作用が強く、美容面で言えばシミやシワに良いという事になりますが、お肌に限らず血管などの老化を防いでくれる作用があります。

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