イチジクは一日に一つずつ熟していくから「一熟」→「イチジク」と呼ばれるようになったそうですが、原産地はアラビア半島南部といわれ、唐の時代には中国に伝わり、日本には江戸時代の初期に伝わったとされています。
イチジクの葉や茎から出る白い乳液状の汁の中にはフィシンと呼ばれる、蛋白分解酵素が含まれており、昔はいぼとりにも応用されていました。このフィシンは、実にも含まれており、肉類の消化を助けてくれます。また、食物繊維も極めて豊富で、最近はやりの言葉で言えばデトックス効果が期待できます。
そのほかにも、イチジクにはミネラル類が豊富に含まれているほか、抗酸化作用により細胞の老化を抑えてくれるポリフェノールも含まれており、極めてヘルシーな果物といえます。