豚バラ肉、凍みコンニャク、新ジャガの辛み煮

 コンニャク(こんにゃくいも)は東南アジア原産で、日本にも古くから伝わり、平安時代には今のようなコンニャクに加工して食されていました。

 昔は、貴族などの間で食べられた高級食材でしたが、江戸時代に水戸藩が大々的にこんにゃくいもの栽培を奨励し、庶民の間にも広まっていきました。

 コンニャクの漢方的な薬効としては「化痰散積」「行血散腫」となっており、消化不良や便秘のほか腫れ物にも有効であるとされています。

 また、中華でも四川料理などではコンニャクがよく使われますが、一般的には日本と違って、一旦凍らせた凍(し)みコンニャクの状態で用いられます。(因みに凍みコンニャクは、食感は硬くなりますが、味がしみこみやすくなります。)

 栄養学的には、なんと言っても食物繊維が豊富で、カルシウムも豊富に含まれています。また、コンニャクに含まれるカルシウムは、消化管からの吸収に優れています。

 最近では、コンニャクは低カロリーでカルシウムが豊富な上、体内の毒素を排泄するデトックス効果に優れた食材として見直されており、コンニャクをヌードルにしたカップ食品などもブームになっています。

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