そろそろ桜の開花予想が気になる季節となりましたが、写真は桜の花びらの塩漬けをもとにしたシャーベットです。
この季節、卒業や入学、入社式などのシーズンですが、桜の花は日本人にとって人生の節目に於ける思い出の背景にはつきものです。日本人が桜の花を好む理由の一つに4月から新年度が始まるという日本独特の風習が関係しているかも知れません。
そう考えると、中国では桜よりも梅の花が好まれますが、梅の花の咲く頃というのは旧暦の正月の時期に重なります。
ところで、桜の樹皮は「桜皮(おうひ)」とよばれ、漢方と言うよりも和薬として、日本では古くより用いられてきました。効能としては鎮咳去痰作用のほか、皮膚の湿疹やおできなどにも応用されてきました。