紅焼(ホンシャオ)とは、醤油ベースの煮込み料理のことで、排骨(パイグゥ)は骨付きのバラ肉というかスペアリブのことです。
豚肉ではありませんが、韓国料理の焼き肉でも骨付きのカルビが一番好まれますが、中華でも骨付きの肉というのはスペアリブに限らずスネ肉なども好んで骨付きのまま調理されます。
考えてみれば、フランス料理でも基本のダシはフォンドヴォーとよばれる、牛の骨と野菜からとるダシが使われますが、骨を煮込むということは、骨そのものではなくて骨髄に含まれる栄養と風味を取り出している訳です。
漢方では骨髄は「髄」という概念で捉え、人間の持っている「精」という生命エネルギーの本体ともいうべきものから作られるとされ、また、「脳は髄の海」とも言われます。
よって、骨「髄」を食べることは、自らの「精」を補い、骨や脳の老化予防に役立つと考えられています。