一般的に糯米鶏といえば、鶏肉を使ったちまきのことですが、写真のメニューは蓮の葉で糯米(もちごめ)と鶏肉、椎茸を蒸し上げたものです。(このまま、蓮の葉で包んでしまえばちまきになるとも言えます)
お米に関しては、中国の南方で食べられるお米はパサパサで、糯米(もちごめ)に限らず、ご飯を炊く時でも蒸し上げて炊くのが普通ですが、日本のお米は粘りけが強いため炊飯器のような炊き方が合っていると言われています。(日本でも、お餅つきや赤飯を作るときの糯米はセイロで蒸します)
ついでに言えば、中国人の感覚では冷たくなったご飯は生理的に受け付けないといわれていますが、日本のお米は冷たくなっても粘りけが強く、おにぎりやお寿司のように温かくなくても食べることが出来ますが、パサパサのお米ではそう言うわけにはいかず、長年に渡って中国ではご飯は温かいもの(お粥や炒飯も含めて)を食べるというのが定着した(漢方的に考えてもお腹を冷やさないと言うのは健康の為の大原則でもあります)と思われます。