台湾にある小籠飽(しうろんぽぅ)で有名な鼎泰豊(ディンタイフォン)も東京や大阪に支店を出していますが、日本でも小籠飽の認知度は上がってきていると思います。もちろん、香港の飲茶メニューにも載っていますが、もともと小籠飽は広東系の点心ではなく、上海料理です。
豚の皮を煮込んでとったゼラチン質をあんの中に入れるため、蒸し器の中で加熱されるとともにそのゼラチン質がスープ状になります。焼売や餃子の皮と違って、お箸でつまんだときに皮が破れてしまうと、中のスープがこぼれてしまいますし、分厚い皮だと食感が悪くなるため、この小籠飽は皮が難しいとされています。