口袋(コウダイ)とは、中国語でポケットという意味があります。この料理は、豆腐を揚げてから切れ目を入れ、その中に鶏のすり身を入れて、シイタケ、キクラゲ、フクロダケなどと煮込んであります。
さて、シイタケですが、特に干し椎茸は日本産のものが最も品質がよいとして中国へも輸出されるほどですが、薬効としては「補益脾胃」、「強肝理気」で胃腸を中心とした気力や免疫力を高めて強肝作用もあります。その他、中国では血糖降下作用やコレステロールの代謝促進、免疫の活性に良いといわれています。
成分的にはビタミンA、B、C、D、E、Kやミネラル類
が含まれているほか、多糖体や繊維も豊富です。特に、干し椎茸にすることによってビタミンDの含量が増加することが知られており、骨粗鬆症の予防には生のシイタケでも、日光に当ててから調理すると良いといわれています。