数ある中華のメニューの中でも、この炸響鈴(ザァシャンリン)は、詩的ともいえる名前が付いています。
料理そのものは、肉と野菜で作ったアンを湯葉(中国語では腐皮(フゥピー))で捲いて、湯葉の部分がカリカリになるまで揚げた料理ですが、口に含んだときに「鈴」の「響き」のような音がすることから、炸響鈴と名付けられています。
この料理は、湯葉が割れたり、柔らかさが残ったりしないように揚げるのが難しいとされ、中国では同じ炸響鈴という名前が付いていても、ワンタンの皮で作る簡易版ともいえるものも有ります(もちろん、湯葉を用いた方がクリスピーです)。