この料理も沖縄料理の中ではポピュラーな部類にはいると思いますが、皮付きの豚バラ肉の角煮です。中華ではあたりまえのことですが、てぃびちの煮込みにしろ、このらふてぃーにしろ、皮付きであるところに、個人的にはいたく感激します。
この料理は、中華の「東坡肉(トンポーロウ)」や「紅焼肉(ホンシャオロウ)」に通じる料理ですが、これらの料理と比べて、らふてぃーの場合は八角茴香などの香辛料は使わず、また、紹興酒の代わりに泡盛を使うせいか、さっぱりとした味付けに感じられました。
さらに、沖縄料理の一つの特徴だそうですが、甘みが薄いのも東坡肉などの中華とは異なっています。
いずれにせよ、豚を料理することにかけては日本本土よりはるかに長い、沖縄の歴史が感じられる一品です。