連鍋湯(リェングオータン)は四川の家庭料理で、豚や鶏でとった白湯(パイタン)スープで豚バラ肉と大根を煮込んだ物です。具は豆板醤ベースのタレにつけて食べ、大根の甘さがからまった白湯スープを飲めば体も暖まります。
最近、上海などでは日本のラーメンやおでんが人気だそうですが、この料理はさしずめ中華風のおでんといったところでしょうか。
さて大根ですが、中国語ではニンジンを胡蘿葡というのに対して蘿葡(ルオポ)といいます。消化酵素のジアスターゼを含み胃腸の消化力をたすけ健胃作用があるほか、「止咳化痰」作用といって慢性の咳や声がれ、痰などにも有効とされています。