春菊を茹でたものと松の実の組み合わせです。
春菊は春になるとかわいらしい花を咲かせるのでそう呼ばれますが、野菜としての春菊は冬場が柔らかく、旬の時期を迎えます。
春菊の独特の香りは“気”の流れを良くして胃腸の働きも良くしてくれる芳香健胃薬的な作用が期待されます。
漢方では、菊の花を乾燥させたものに肝と肺の熱を冷ます作用や明目作用があるとされています。
松の実は東アジアのほかヨーロッパやアメリカでも食べられていますが、薬膳的な効能としては五臓の肺(現代医学的には呼吸に関わる気管支や鼻、皮膚なども含む)を潤す作用があるとされ、空気が乾燥する季節にはお勧めの食材です。また、良質の脂肪分を多く含み乾燥性の便秘などにも良いとされています。