芥蘭菜は、アブラナ科の野菜で主に茎を食べる野菜です。英語で、チャイニーズケールと呼ばれるようにキャベツに近いですが、独特の苦味が特徴です。
また、茎は太いものの火が入りやすく、食感は見た目ほど硬くなく、消化されやすい野菜とされています。
香港などで油炒めにしてよく食べられていますが、秋から春にかけてが旬で、薬膳的な効能としてはのどの痛みや咳を抑える効能があるとされています。
メニュー名の方頭魚は甘鯛のことで、日本語では“くずな”と読みますが、関西ではこの“くずな”が訛って“ぐじ”と呼ばれています。江戸時代に養生訓で有名な貝原益軒は、この魚について“病人に良し”と記していますが、薬膳的には胃腸の機能を高める作用=補気作用があると思います。