櫻の花を塩漬けにしたものがあしらわれた氷菓子です。香り付けには白酒(パイチュウ)が使われています。
これから暑さが増していくと冷たいものが欲しくなりますが、冷たい飲み物をごくごく飲むよりは、かき氷やアイスクリームの方が胃腸への負担は軽くて済みます。
理由は、液体だとダイレクトに胃に入ってしまいますが、かき氷のようなものは口の中で温められてから胃に入るからです。
胃や腸を冷やすことは、消化酵素の活性を低下させるほか、腸内細菌バランスを悪化させることで、免疫機能やストレス抵抗力を低下させることにつながりますので、よほど胃腸に熱がこもっている人でないかぎりお勧めできません。
一般的な人は、夏の暑い時期には物理的に冷たいものを摂るのではなく、食養生的には体の熱を冷ます作用のあるナスやトマトなどを(基本的には温かい料理で)食べるのが基本となります。食養生的な言い方では“涼を補う”と言いますが、口に入れるものはあくまで体温以上の温度のものというのが基本となっています。
因みに、清熱薬と呼ばれるような熱を下げる作用のある漢方薬も、基本的には煎じ薬で温かい状態で服用するのが基本となっており、体力に自信のある方以外は、マイナス2度のビールなどは控えた方が無難です。
特に胃を切除したような方は、胃の中で一旦温めることが出来ず、冷たい飲み物がダイレクトに腸にまで達してしまいますので、真夏でも冷たいものは飲まない方が良いと思います。