先の日曜日は数年ぶりに宮崎を訪れました。前日から急に温度が上がって、南国そのものの雰囲気で、空港から市内に向かう道路沿いの桜も満開を通り過ぎて葉桜になっていました。
さて、その宮崎市内の料理屋さんの和食のコースです。
まずは先付け。その前に、宮崎もおいしい焼酎が沢山ありますが、地元の方によると、宮崎では焼酎は25度ではなく20度のものがデファクトスタンダードだそうで、宮崎の焼酎メーカーでは、県外に出荷するものは25度でも県内用に20度のものを作っているところが多いそうです。お酒のメニューにも同じブランドでも20度(県内専用)という文字ががありました。
先付けは鯛の子、からすみ、トコブシ、イカの塩辛にミョウガが添えられていました。ミョウガは、ショウガの仲間で、ショウガほどおなかを温める作用は強くないものの、香りが良くて、胃腸の消化促進効果が期待できます。
次は、お造りです。 カツオ、鯛、ぶり、うにです。宮崎はカツオの近海物の一本釣りに関して日本一の漁獲量を誇るそうです。
続いては、大きな空豆をそのまま焼いたものです。素材が新鮮なせいか、空豆そのものも薄皮ごと食べられるくらい柔らかく、莢の中から上品な香りもしていました。
空豆は、莢が空に向かって生長するのでそう呼ばれていますが、それだけでも生命力が豊富な食材という感じがします。因みに、薬膳的な効能は、胃腸の機能をたかめることで、春が旬の豆類全般に共通した効能です。
続いては、宮崎牛です。なんでも、宮崎牛は全国レベルの品評会で2連覇を達成したそうで、炭火の鉄板焼きで食べましたが、シンプルに塩だけで十分においしかったです。
この後、更に伊勢エビの焼き物と、マグロの中トロのソテーが続きましたが、値段的には大阪で食べるよりも半額近いレベルでした。
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