マコモダケはエリンギを堅くしたような食感で、名前からもキノコのようですが、イネ科の植物マコモ(英名:Manchurian Wild Rice)の花芽に黒穂菌が寄生することによって根元が肥大したものです(黒穂菌自体、子実体を形成しない担子菌の一種ですので、キノコの要素を含んではいます)。
一般的には中国野菜として知られていますが、日本でも古くから食用にされており、万葉集にも登場するそうです。
低カロリーで食物繊維を多く含み、カリウムなどのミネラルも豊富で、高血圧などの生活習慣病が気になる方や繊維不足の方にはお勧めの食材です。また、近年の研究によるとマコモダケには自然免疫系増強作用や骨粗鬆症予防作用などがあることがわかっており、中華の高級食材として知られているだけに不老長寿的な作用があるようです(中華食材で高級とされているもの~燕の巣、フカヒレ、アワビなど~には例外なく免疫増強や滋養強壮作用などの不老長寿作用があります)。