阿波踊りと糖尿病、自殺率

20110731  先週の日曜日は徳島にお招き頂いて、ストレスに対応する漢方のお話しをしてきました。

 徳島と言えば鳴門のうず潮と阿波踊り、農業なども盛んで、自然に恵まれたところというイメージですが、現地の薬局の先生方から意外な事実を知らされました。

 それは、徳島県が糖尿病死亡率全国一というもので、なんと1993年から14年連続と(2007年だけは違ったらしいのですが)、2008年から3年連続で全国ワースト1位とのことでした。

 県当局の見解では若い人達が関西を始め都会に出て行ってしまって、高齢化率が高いことが原因とのことですが、現地の先生方によると電車やバスの便がよくないので、徳島では一人1台と言っていいくらいの車社会になっていることが大きいのではないかとの事でした。

 一方で、徳島県は自殺率が全国最低だそうで、地元の先生もおっしゃってましたが、あまりストレスをため込まないおおらかな方が多いのだそうです。確かに、もうじき本番を迎える阿波踊り~”踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃそんそん~”のイメージからして、イライラしたり、くよくよするのは似合わないですね。

 ところで、写真は市内にある阿波踊り会館で連日披露されているプロの連(この日は水玉連の方々)の踊りですが、プロの方々が踊られる合間に観客に阿波踊りの踊り方を教えてもらえます。酔った勢いで、舞台に降りていって指導されるままに少し踊ってみましたが、想像を絶するほど下半身に力がいることがわかりました。

 地元では、子どもの頃から学校や地域で阿波踊りを覚えさせられるので、誰でも踊れるとのことで、コツがあるのかも知れませんが、独特の2拍子のカネや太鼓に合わせて、腰を落としつつ足を交互に出していくのは相当なエクササイズのように思えました。

 それより、老若男女のプロの方々の踊りも素晴らしかったですが、ほんの少しでも踊ってみて、ストレスが解消されたのは事実で、ストレスで精神的にお悩みの方は是非、徳島へ行って阿波踊りを体験されることをお勧めいたします。

 

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