日本中華(?)でフーヨーハイ(芙蓉蟹)と呼ばれるのは、かにの身をタマゴでとじたものを指しますが、もともと“芙蓉”とは、蓮の花のことで、卵白だけを使います。
写真は、毛蟹の身が使われ、海胆(うに)がトッピングされています。
ところで、薬膳的には、海胆には「補腎平喘」作用があるとされ、老化や過労により誘発される喘息に効果があるとされています。
人間の呼吸は、肺が呼気、腎は吸気をコントロールするとされ、老化や過労で腎が弱ることで呼吸に影響が出る(慢性化すると喘息)ことになっていますが、肺は乾燥に弱く、腎は冷えに弱いことから、秋から冬にかけて咳き込みやすいという方にはお勧めの食材です。