大根餅は飲茶の定番メニューのひとつで、中国でも広東や台湾など南の方では正月(もちろん旧正月)には欠かせないものとなっています。
日本でも正月七日にはすずしろの入った七草粥を食べる習慣がありますが、元を辿れば中国で七種の野菜の羮(あつもの)を食べる習慣が伝わったものとされていますので、すずしろの根っこと米粉の組み合わせである大根餅もそこから派生したものではないかと思います。
また、米と大根といえば、日本人が長年親しんできた「ご飯とたくわん」でもあり、そう考えていくと大根は日本人には欠かせない食材と言えますし、大根とは何かといえば薬膳的には消化を助けてくれるもので、やっぱり日本人は昔から胃腸が弱かったんだろうと思います。