(引き続き、「過門香」丸の内店さんのメニューから)
タラバガニの脚とフカヒレを浮き実にしたスープです。色がオレンジ色なのは、上海蟹のカニミソ=蟹黄(シエファン)を溶いたスープを原形としているからだろうと思います。
タラバガニはオホーツク海のタラがとれる漁場でとれることからそう呼ばれています(漢字で書くと鱈場蟹)が、カニと言っても正式にはヤドカリの仲間です。
タラバガニは遊離アミノ酸の含有量が多く、それだけ旨味が強く人気があります。また、薬膳的な効能としては、ズワイガニなどと共に骨や軟骨を丈夫にしたりするとされていますが、冬の味覚ながら、どちらかというと寒性ですので、ショウガなどと一緒に摂るのがお勧めです。