黒米は糠の部分が紫色がかった黒い色(ブルーベリーなどで有名になったアントシアニン系の色素の色)をしているのが特徴で、中国では古くより栽培され、生命の根源とも呼ばれる五臓六腑の「腎」を補う作用があるとされています。
漢方の考え(五行説)では黒は「腎」の色で、季節では「冬」ですので、冬の養生法として黒豆や黒胡麻なども摂ると良いとされています(黒豆など黒い食材を5つ集めて「黒五」と称するものがありますが、もちろん薬膳的には「腎」=「生命の根源」を養うという意味があります)。
また、キノコ類にも「腎」を補う作用があり、「腎」の不調~腰や膝のいたみや、頻尿、あるいは免疫力の低下など~がでやすいとされる冬の季節にはぴったりの一品です。