琵琶湖の天然鰻と新ニンニク、ウズラ卵の土鍋煮込み

0716         

 今年は土用の丑の日が2回有ったようでウナギ業界は結構にぎわったようです。

 年によって丑の日が1回か2回あるのは、そもそも土用とは春夏秋冬の季節の変わり目ごとに年に4回、それぞれ約18日間あるので、12日に1度まわってくる丑の日が1~2回は含まれることになります。

 夏の土用に鰻を食べようと言うのは江戸時代に平賀源内が発案したというのは有名な話しですが、漢方理論的には、季節の変わり目=土用には五臓の中の脾=胃腸の働きが弱い人は体調を崩しやすいとされていることと、特に湿気が高くなる季節は胃腸機能が低下するとされており、胃腸機能の低下は気力の低下に直結することから、夏の土用に精のつく鰻を食べるのはあながち的はずれなことではないと思います。というか、江戸時代の一般の人達の認識でも、そういったことは当時の社会常識の一つとして、ある程度知られていた筈で、それゆえこういった風習が広く受け入れられたと言えます(何故に「丑の日」かについては諸説有り、五行の相克関係からとか、丑の日には「う」のつく食べ物を食べると良いとか・・・)。

 

                

関連記事

  1. 牡蛎入り打鹵麺

  2. 南乳涼瓜排骨

  3. 干焼伊麺(潮州式)

  4. 豚の角煮ラーメン

  5. クルミのお汁粉、安納芋添え

  6. 手羽先の煮込み