タケノコは旬(10日間)の間に竹に成長にするので「たけかんむり」に「旬」と書きますが、極めて成長力に溢れた食材といえます。
薬膳的に考えると、木の芽や白菜の芯の部分など成長するためのエネルギーを宿した部分を食べることは、栄養学的な分析だけでは計れない「気」のエネルギーを補う事にもつながるとされています。
日本でも昔からタケノコ料理にはワカメなどが付け合わされるのも、体質の弱い人にとっては強すぎるタケノコのパワーを緩和するためとも言われています。
(薬膳の本などにはタケノコの効能として清熱作用などがあると書かれているものもありますが、日本で食べられる太いタケノコには当てはまらないような気がします。もっとも、竹の葉や竹茹とよばれる竹の表皮の下の層にある白い部分には清熱作用があり、生薬としても用いられています)