水晶に見立てたゼラチンの中に大粒のイチゴ(中国語で草莓)が埋め込まれています。
日本にイチゴが伝来するのは江戸時代のことですが、現在では品種改良がすすみ、生で消費されるイチゴの量は世界一となっています(生産量が世界一なのはアメリカですが、ジャムなどの原料として消費される割合が多い為)。
漢方の世界では、キイチゴの仲間のゴショイチゴの完熟前の集合果を乾燥させたものを覆盆子(ふくぼんし)とよび、老化による頻尿などに有効とされています。
さて、水晶といえばダイアモンドとともに4月の誕生石ともされ、石言葉としては沈着冷静という意味があるそうです。実は、水晶や紫色をした紫水晶は古来、漢方生薬として用いられており、その薬効として精神的に安定させる働きや子宮の冷えをとる作用があるとされています(もちろん、身につけておくのではなく、煎じ薬として使用します)。