日本の国鳥でもある雉(きじ)のもも肉の甘辛炒めと胸肉の塩味の炒めものです(国鳥と聞くと畏れ多いような気もしますが、国鳥に選ばれた理由の一つが、狩猟の対象として優れているというのがあったそうです)。
雉肉は、同じキジ科の鶏よりも低脂肪、高タンパク、低カロリーながら、薬膳的には鶏よりも体を温める作用が強いとされています。また、主な効能としては胃腸の機能を高めるとされています。
もも肉の甘辛いためには、ほど芋(アピオス)という北米原産の芋(といっても、マメ科の植物の塊茎で、細長い球根のような形をしています)も使われていますが、この“ほど芋”はジャガイモに比べて30倍ものカルシウムを含んでおり、アメリカインディアンの元気の源とも言われています。