上海蟹のメスをアルコール度数の高い白酒(パイチュウ)や紹興酒に、茴香や丁字などの薬味とともに漬け込んだもので、1週間くらい漬け込むと食べ頃になります。
上海蟹といえば、この醉蟹(ツイシエ)も定番メニューのひとつで、蒸し蟹では味わえないトロトロになったカニミソと身は独特の味わいです。
ところで、蟹の周りに菊の花が散りばめられていますが、これは上海蟹は菊の花の咲く頃が一番おいしいという意味で、上海蟹に菊の花は付き物となっています。菊の花は日本でも食べられますが、効能としては肝臓の熱を冷まして、目の充血などに良いほか、疏散風熱作用があり、人にうつるようなかぜの初期に効果が期待できます。