(「翠園」さんのメニューより)
生の貝柱とアスパラ、栗、金針菜、銀杏などの野菜をXO醤で炒めてあります。
XO醤は、1980年代、香港のペニンシュラホテルが発祥で、干し貝柱や金華ハムなどの高級食材を材料にした合わせ調味料です。
ニンニクや唐辛子も効いており、どちらかというと魚介類との相性が良いものの、牛肉などの炒めものにも使われるほか、そのままでもおつまみ感覚で供されることもあります。
因みにXO醤のXOとは、ブランデーのVSOPより上のランクのXOから来ています。昔から、中国の宴席では酒と言えばマオタイ酒や五糧液といった白酒(パイチュウ)が定番ですが、英国領で反共的色彩が濃かった香港の宴席では高級ブランデーが定番で、香港ならではの命名だと思います。