(引き続き、中国菜 香味さんのメニューから)
前菜2品です。左側は四角豆といって、断面が先のとがった四角形(?)をしており、熱帯アジア原産とされていますが日本でも沖縄などで栽培されているそうです。食感はサヤインゲンに似ていますが、もっとシャキシャキ感があり、クセのない味です。麻醤~胡麻と醤油ベースのタレがかけられています。
向かって右側は合鴨のローストで、ペキンダックとは違って皮の部分が甜麺醤ベースの甘いタレと一体になって、フレンチのような味わいになっています。中国ではアヒル(アヒルは中国語で「鴨」ですが、そもそもアヒルはカモを飼い慣らしたもので、日本でいうカモは中国語では「野鴨」と書きます)は、旧暦の九月九日(重陽節)からおいしくなるとされていますが、薬膳的な効能としては体の余分な熱を冷まし、潤いをあたえるとなっています。