(引き続き、明元さんのメニューから)
皮蛋豆腐です。こちらは、上から胡麻ベースのソースが掛けられています。中国の豆腐は、一般的に日本の木綿豆腐よりも堅いので、冷や奴のような状態で供されることは少なく、薄切りにされるか、サイコロ状に小さく刻まれるか、あるいは写真のように手でつぶして和え物にされることが多いです。
さて、豆腐そのものの薬膳的な効能としては「益気和中」「生津潤燥」「清熱解毒」などとなっており、体内の余分な熱を冷まして潤いをあたえ、胃腸の働きも良くするといった効果があるとされています。
日本ではこの季節、豆腐といえば冷や奴ですが、特に口当たりが滑らかな絹こし豆腐が人気です。ただし、大量生産される豆腐は、原料の大豆の量が相当少ないそうで、上記の効能はあまり期待できないかも知れません。