担々麺です。写真のようにスープが入らないのをあえて「汁なし担々麺」と言うこともありますが、本来、担々麺に汁(スープ)は入りません。
担々麺は字の通り、天秤棒で担いで売り歩くことから名付けられましたが、スープは重いのと、こぼれやすいことからもともと「汁なし」がオリジナルです。日本で一般的なスープが入ったものは、戦後の日本の中華料理界に多大な影響を与えた陳建民さんが日本人向けにアレンジしたものといわれています。
さて、担々麺は唐辛子と山椒を多用する四川料理ですが、唐辛子も山椒も(適度に摂るぶんには)おなかを温めると共に、抗菌作用もあり、食中毒の予防にもなります。